小 春 日 和

だめなひとの雑記帳

ぽかんとされた話

職場には玄関のげた箱のような白いロッカーがあって、その中にクリアファイルやらペンやら、とにかく必要なもの一式が入っていて、好きに使えるようになっている。

既に私の引き出しには3種類の大きさの付箋とサインペン、それから4色ボールペンが入っているが、クリアファイルは入れていない。結構な頻度で使うものだけど。

この前、いつも通りにそのロッカーまで散歩がてらにクリアファイルを取りにいった。

薄い赤から緑、黒板の色のような緑、透明、黄色、オレンジ、紫…新しいものから何度も使用された形跡のあるものまでがぎっしりとケースにおさまっている。

その中から、そのときの気分で決めたり、でもどうしてもやっぱりみどりいろかなあと悩んだりするのがとても楽しい。

お目当てのものを見つけて席に帰る途中、10枚くらいごっそり持ってけばいいのに、と言われた。

選ぶのが楽しいんですよーって返したら、訳の分からないという顔をされて、その後思い出したかのように愛想笑いを浮かべてそれは終わった。ほとんど苦笑いだった。

やってしまった、とは思ったけれど、ほんとうのことだから仕方がない。

でも、文房具好き・事務用品好きな人なら分かってくれると信じている。

いくらスタイルフィットに好きな色を好きな細さでつめたところで、その白いロッカーに4色ボールペンがあったら、たとえそれがジェットストリームでなくても、手を出さずにはいられないのだ。