小 春 日 和

だめなひとの雑記帳

春の歌

今週のお題「私のテーマソング」

グロリアスレボリューション/BUMPを聴くと思い出すと言ってくれる人もいるし、それも大好きな曲なのだけど、やっぱりここに行きつく。

春の歌/スピッツ

 

「声出さなかったやつ、ケツキックな!」あからさまにこちらを見て発されたその一言で震えが止まらなくなるくらいには、大分毒が回っていた頃だと思う。別に、歌声は小さい方ではない(寧ろその後の合唱のテストで、ケツキック発言をしていたグループに「今の、誰?」と聞かれるくらいだった)。“声が小さい”と思われる見た目をしていたから、そしてとりあえずキモい・ウザい奴だから、こちらに向けられただけなのだろう。

そのときに歌っていたのが、スピッツの楓だった。スピッツなんて、もう一生聴かないだろうなと思っていた。スピッツは何も悪くない。ただ、悪い記憶の鍵になってしまっただけなのだ。

 

別のクラスが、ロビンソンを歌っていた。その歌詞に、どうしても聞き逃せないフレーズがあった。

呼吸を“やめない”猫

呼吸とは生命を維持する上で、無意識に行われているのが大半だろう。そういう呼吸ができるのに、“やめる”なんて言うことができるだろうか。

私は、いつも自分が呼吸をしていることを意識しているし、それを忘れてしまうと呼吸も止まってしまう。無意識に呼吸やまばたきをすることができない。だからこそ、そのフレーズが引っかかったし、ヤフオクでCDも買ってもらった。

それ以降はそのまま4年前の今まで、それ以外のスピッツの曲を聴くことはなかった。

 

ある人から、CDを頂いた。それが、春の歌だった。

離人感のようなものに覆われながらいた自分が、自分を自分のこととして認識できるようになるための一歩としてもらったものだ。

 

ここ数年で、色んな時期の自分を清算してきた。

清算されたことが増えるたび、この曲をきちんと聴くと泣いてしまう。

もう少し、強く生きていられたらいいのに、と思う。