小春日和

だめなひとの雑記帳

「僕のアメリカンドッグ、食べてみない?」

確かに彼はアメリカンドッグと発したのだが、目の前のそれはどう見てもナポリタンだった。夕飯にしては大分早い午後5時のことだった。

なんて書いてはみたが、作ったのも食べたのも、私である。薬が切れ始めるときちんとお腹が減ったのが分かるようになったので、以前読んで気になっていた魚肉ソーセージのナポリタン(本自体は、料理とは無関係である)を試したくなり、作ったのだった。

前にも一度試そうとしたのだが、玉葱を手にする時点で4本のソーセージは跡形もなく消え去っており、仕方ないかと諦めたのである。味や量が分からないというのは、その時にはもう既に起こっていたのだろう。

 

ナポリタンには当然ケチャップを使うし、牛乳もほんの少し入っているし、麺は小麦なので、材料だけで見れば近からずとも遠からず、と言ってもいいだろう。魚肉ソーセージも入っているし。

それでも、いくらなんでもそっくりすぎたのだ。一口食べて、アメリカンドッグって美味しいよねーと思ってしまったのだ。この際、コンビニのアメリカンドッグのソーセージが魚肉かもしれないだなんてことはどうでもいい(味的に、たぶん魚肉だろう…と思ったが、どうやら違うようだ)。

色んなことを間違えた気がして、そのすべてが面白かったので、日記として残しておくことにする。