小 春 日 和

だめなひとの雑記帳

脳内電光掲示板のはなし

まるで数本の長い髪の毛を集めたような、30本以上はありそうな短い髪の毛の群れを排水溝へ見送り、ため息をついた。この頃はもう、どれだけ抜けるかを楽しむようになってきている。
電光掲示板というものは非常に気まぐれで、頭を洗っているときに浮かんだ文章を逃がさないようにしながら髪を乾かしてラーメンを作るためのお湯を沸かし、そうしてようやくパソコンに書き写してから袋ラーメンを作り始めると、隙を突くようにしてまた、嬉しそうに文字を流しだすのだ。
おかげで私は今、ラーメンを食べる手を休めて、この文章を入力している。
そう。まさに今、この文章を入力しているところだ。
すっかりと小さくなってしまったであろう私の胃袋は早くも満腹中枢を刺激し始めていうというのに、電光掲示板は流れるのをやめない。
同じ頭の中のものなのだから、もう少し連携というものをとってもいいであろうに、私が文字を入力すればするほどにどんどんと流れて行ってしまうのだから、これはもう、書ききってしまうしかないだろう。
ラーメンは、伸びてしまっている。

そこで表示をとめてしまうのだから、本当によくできているものだ。