299日前のお話。
前は少しもさっとしていたのが、大分馴染んできたような気がします。
手にハンドクリームを塗るついでにくるくると撫で回していたせいでしょうか。
結構、かわいらしい。これが。
見た目で私の趣味が分かりそうではあるのですが、それはそれでいいとおもいます。
休日ノートにはいつも、「□仕事のことは忘れる」と書いてありました。
そこに、レがついたことはありませんでした。
今も、今の仕事のことを休みの日に思い出します。ただ、今までと違うのは、それがとても楽しいことなのです。
言葉を操る。今まではここの人に操られていたのか、と思いながら。
目玉焼きには何でもかける。
塩だったり、胡椒だったり、醤油だったり。ソースも試した。食べるラー油が流行った時も、乗っかってみた。
派閥があるようで、そこに入っている人たちには怒られるかもしれないが、どれも美味しい。
今日は塩とか、しばらくは胡椒かな、とか。
どれがいいとかじゃなくて、それぞれがいい。
そういう花の歌があったけれど、あれは論外だ。
店に並ぶ時点で選ばれているじゃないか。
タンポポや筑紫があそこに並ぶか?並ばないだろう。少なくとも私は見たことがない。そういうものを綺麗ごとというのだと、当時思っていた。
別に彼らが嫌いなわけではない。特別好きというわけでもないが。どうでもいい、といったところか。
例えば岩塩を見かけたら、お!かけてみようとなるだろう。例えばオオイヌノフグリを見かけて、お!うちの店に置こうなんてなるだろうか。
訳が分からないと思う。私も分からない。
目玉焼きには選ばれもしないシナモンとか、花屋に並びすらしないオオバコとか、そういうものがいいのだ、私は。私がぽいっと何かを放り投げてそのままにしておいて、たまに奇特な人が、「おまえ、いいなあ」と思ってくれれば、それでいいのだ。
コンビニに行ってきた。相変わらず、微熱は出たままだ。もう2ヶ月こえている。夏は大体いつもこうだ。
部屋がそんなに暑さを感じなかったせいか、外に出ると結構暑いものの自分の体温よりは低く感じて、触れた暑さに火がついて更にエネルギーになるような、そんな感じだった。
熱い。冷房をつけるとすぐに冷える。消す。熱い。そんなことばかり繰り返している。