小春日和

だめなひとの雑記帳

2015-12-01から1ヶ月間の記事一覧

下ばかり見るな

苛々をどうにも飼いならせず、なんとかここ数日分の食料を手に入れて自転車から降りたとき、いつもブログの記事を考えては所構わず読み上げてくるもう一人の自分に「掃除をすればいいじゃない」と言われたので、生活を営むためのスペース半分の掃除をしてきた…

墓穴の用意は、よろしいですか?

朝っぱらからバスに乗り病院を目指し、年末年始休暇は12/26~という残酷な張り紙を受け入れ、悪戯に500円を失って帰ってきた。 今は、チョコスナックとカップヌードルのシーフード味を胃へ送り込んだところである。胃が小さくなっているというのに、待ち時間…

おかえり、視界。

ここ数ヶ月、衝撃に耐えられなくなった中身を守るために張った随分大きなシールドは、数日前にあげたお経をきっかけに、音もなく一瞬で消え去った(お経といっても、他界した身内にあげたもので、新興宗教の類ではない)。 シールドはなくなったと思い込んでい…

彼女たちは、優しく

私の舌に引き裂かれ、桃特有の繊維を裂くざくざくとした音を立てて、飲み込まれた。3つとも、である。 彼女らは、1号の友達である猫から送られてき桃缶の の3姉妹であり、内2人は双子である、とまで書いたが、確証がないことに気付いた。 あと3姉妹が3セット…

魅惑の溝

規則正しい間隔で、車輪を乗せるためだけに作られたそれと、その上を走るためだけに作られた車輪との間に挟まれて引きちぎられるというのは、一体どのような感覚なのだろうかと、しばしば考える。 一歩踏み出せば当たり前のように到達し、終わる。それは、テ…

青いのは、りんごだけで充分だ。

いつから受け入れてもらえると思い込んでいたのだろうか。私も、周りも。まるでイヤホンをつけて音楽を聴くときと同じように、遠くの音も近くの音も同じように、私の脳直結で揺らしにかかってくる。 その引き金は予想外のところでひかれた。 それは認識の問…

つまらないことですが

僕の家の冬支度が本格的に始まった。昼に食べたきりの胃へバファリンの洗礼を浴びせ、歯茎の腫れが落ち着くまでの間、蓑虫がみのを作るようにのんびりとせわしくエアパッキンをつなぎ合わせ、ダンボールをベランダの引き戸へ貼りつけた。 いびつな、冬支度で…

多忙

通勤中にCoccoのWay Outを聴きながらうっかり涙を流し、急に流れてきた涙をやり過ごすために職場のトイレに籠もり、そして今日は洗い物をしながら涙を流すという、なかなかに忙しい生活を送っている。 この洗い物の山もまた、1週間で作り上げられたものであ…