小春日和

だめなひとの雑記帳

分かってないフリ

色んなことを忘れられることが増えた。

というのも、何かしらの手続きが多いからなんだけれども、「名義変更と引き落とし口座変更」と伝えたのに、最初から引き落とし口座変更しか聞いてないですよという風にふるまわれたりする。

それ1つはとても些細なことなのだけれど、それが2つ、3つと重なると、それはもう面倒でしかない。

かといって、「名義変更と引き落とし口座変更とお伝えしていましたが」というと、そこで1つのやり取りが発生する。

それもまた、とてつもなく面倒くさい。

それならば、「あの手続きだけじゃなかったんですかー知らなかったですー」と知らないふりをしている方が楽である。そう、楽である。楽なのだが、それはやっぱり面倒でしかない。

面倒の結果楽になっただけで、結局面倒なのだ。

言ったまま、そのままをしてくれたらいいのに…と、何度か思った。

人は完ぺきではない。

そのくらいは知っているつもりだし、実際に自分もそうだ。

それでも、立て続けだとさすがに、自分がおかしいのではないかと思ってしまう。

面倒なことに変わりはないのだが。

怒ることも、クレームを入れることも、コストを考えるとしたくない。結局一番省エネな方法が、「知らなかったですー」式なのである。

もう、全てのやり取りがメールになればいいのに。

文字として証拠が残る分確認できるし、わざわざ声である必要があるのだろうか。

…なんて思うのも、私が聴覚過敏だからかもしれないけれど。

ただでさえ音が神経に刺さるような感覚なのに、受話器という媒体でわざわざ更に近づける必要性が分からない。友人や家族との電話は平気だけれども。

もしかすると、知らない声に過剰に反応しているだけかもしれないな、知らんけど。